阪大が補完医療外来を新設

昨日の日経新聞朝刊で、タイトルの記事を見つけた時は、とても悦びを感じました。 西洋医学だけではすでに、限界の域に達している感がある現在の医療制度。 ようやく、東洋医学や民間療法と西洋医学の融合が、正式に始まろうとしているのでしょうか。 東洋医学に、より魅力と信頼を感じている私としては、本当に嬉しいニュースです。


大阪大は23日、健康食品やはり・きゅうで生活習慣病などを治療する「補完医療外来」を7月から付属病院に開設すると発表した。 補完代替医療(CAM)は、西洋医学によって科学的、臨床的に検証されていない医療の総称で、健康食品や民間療法などを指す。こうした試みは国立大の付属病院として初めてという。CAMの効果を客観的に評価する指導作りにも取り組む。

外来は7月3日から。 予約(06-6879-3498)が必要。

日経新聞2006年6月24日朝刊より。



補完代替医療(CAM:Complementary & Alternative Medicine)=代替医療(Alternative Medicine)のこと。 英国では「現代医学を補完する医療」として補完医療と呼んでいたものが合わさってできた呼び名で、英語名ではCAM、日本語では「代替医療」を使用している。

さらに気になって調べてみたところ、代替医療は5つの分類ができるようだ。

●代替医療5つの分類●

1 各国の伝統医学・医療
中国医学・インド医学・チベット医学・ユナニ医学(イスラム医学)などからシャーマニズム、さらに宗教儀礼に伴う瞑想法や"癒しのわざ"まで。

2 現代医学に対抗的な医学体系ホメオパシー、オステオパシー、カイロプラクティック、シュタイナー医学など。

3 広義の民間療法
世界各地に無数にある民間療法。

4 その他の心身相関療法
1~3には分類しにくい各種療法で、サイコセラピー的なもの、ボディワーク的なもの、エネルギー療法的なもの、五感を活用するものなど。

5.健康食品、サプリメント類、食事療法など

CAMUNet Cafe



前出の新聞記事によると、今回の補完医療外来は

(1)スタッフは医師、栄養士、明治鍼灸大の鍼灸師ら。
(2)外来の対象は、糖尿病・高血圧・ガンなどの生活習慣病・アレルギー・感染症など幅広く。

相談を受けてアドバイスするだけでなく、希望に応じて臨床試験の形で治療を行うそうだ。 また、最近テレビ・新聞などの情報番組やニュースなどで、よく目にする「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」に対してもCAMの効果について臨床試験を実施する予定だそうだ。

CAMの中には西洋医学との組み合わせで危険が伴う治療もあるので、注意が必要だ。   -前出の日経新聞よりー


こういう危険が有り得るからこそ、患者・または患者予備軍の素人判断や個人の嗜好などで無秩序に民間療法や代替療法を利用している混沌とした現状に、とても必要な取り組みだと思う。 国立大学として初の試みという、最初の大きな第一歩を踏み出した大阪大学の英断に、心から絶賛の拍手を送りたい!! 

それに東京大学でも京都大学でもなく、大阪大学っていうところが、とってもいいじゃないですか。 ←超・個人的な記事を見た瞬間の感想です。他意はありませんので、あしからず。


「できればメスを使ったり、発病してから処置をする医療よりも、予防医学に、より重点をおいた医療制度になれば」と、昨日の医師免許更新制度についてのブログに書きました。 私の希望が、ある意味、実現に向けて確実に進んでいそうで、心はさらなる期待で膨らみます。

なぜなら、東洋医学は、科学的に作成した薬の多用より、薬草や自然の素材からできた、いわゆる漢方薬を使用し、食事・太極拳などの軽い運動・経絡や気の流れを良くすることなど、日頃からの養生を重んじることで、『未病(半病人状態)を防ぐ』、『完全に発病してしまう前の未病の状態の時に治す』ということに重点を置く、予防医学そのものだからです。

西洋医学よりも、より予防医学に重点を置いた医学といえる東洋医学と、西洋医学を正式に医師によって組み合わせた治療を、たとえ試験的にであっても始めるということは、長い目でみれば、西洋医学一辺倒の治療中心の現在の医療から、『予防医学にも重点をおく医療制度・健康保険制度』へということに繋がるでしょう。

誰だって、できれば、どんな些細な病気でも発病することなく、ましてやガンなど重い病気を発病し、手術したり副作用の多い治療をして壮絶な戦いをする必要のない人生を好むでしょうから。 

これまでは、西洋医学の選択肢しかなかった患者・患者予備軍の人たちだけでなく、現状健康な人たちにとっても、病と向き合う必要に迫られた時、選択肢が増えていると、嬉しいことでしょう。 間違いなく、この取り組みは、瞬く間に広がりを見せるでしょう!と希望的観測を持っています。


東洋医学の本場、中国では既に西洋医学と東洋医学の良いところを取り、補い合うような医療体制が整ってきているそうです。 日本でもこれからやっと始まる、西洋医学と東洋医学の融合と調和が、最高の形で成長していくことを願って止みません。

大阪大学と、この新しい補完医療外来の健勝を祈り、エールを送ります!

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